12月27日放送のテレ朝「芸能リアル法律塾」で、弁護士芸人・こたけ正義感さんがみちょぱこと池田美優さんの「宅配トラブル相談」に驚きの指摘をしました。
(以下引用)
「最近は『配達しました』って写真で送られてくるやつもあるじゃないですか。明らかに、玄関のドアとか、部屋番号も違うじゃんっていうのが分かるやつが置かれてると、どうしようと思って。今のところは配達業者に連絡したりして回収してもらってっていう。二度手間。また到着するのも時間かかる…」と説明。
つづけて「行けるんだったら、部屋番号まで大体分かってるんで。そっちの方が早いんで。置き配だったら、本当に、すぐぱっと取りに行けるから。行きたいんですけど、でも、これってなんか部屋の前とは言え、行っていいもんなのか?」と相談した。
こたけは「これはですね…。もし、自分で取りに行ってしまった場合、窃盗罪になります」と衝撃回答。みちょぱは「窃盗罪?でも、自分の宛名ですよ?」と目を丸くした。
こたけは「窃盗罪っていうのは、他人の財物を窃取したものは10年以下の拘禁っていうんですけど。この他人の財物というのをどう解釈されるかって所なんですけど。誰の所有物かどうかは関係なくて、誰がそのとき占有してるかを。占有と所有って違うんです」と解説した。
こたけは「所有権は関係ないんです。ここでいう。(このケースでは)誰の所有物かどうかは関係なくて。誰がそのときに占有してるかを保護する法律なんです。法律的に自力救済の禁止っていう原則があるんです。自分で権利を回復することを許しちゃうと、社会の秩序が乱れるじゃないですか」と解説した。
自力救済がOKになってしまうと、例えば、貸したお金を返してくれない人の家に勝手に忍び込んでお金を回収しても罪にならないことになってしまうことなどが例として挙げられた。
この話題にネットでは
「勉強になった」
「まだ受け取る前だから占有には当たらないでしょう。部屋の前は共用部で掃除の人が来たりも自由なので。貸したお金を勝手に取りに行く例がダメなのは許可なく人の家入る不法侵入がダメだって事だと思うぞ」
「同じ例示としては、おかしいよね」
「大手で配達やっていますがマンションって本当に様々なんですけど配達員からすると置き配の誤配を防ぎたいなら表札を必須でお願いしたいのが本音」
「元々、受ける側の利便性ではなく配送業者の負担増故の対策だったので、受ける側が記事中のようなトラブルを防ぐ為にも「分かりやすさ」や防犯対策等々が必要だったはず」
「コンビニの敷地に見ず知らずの車が放置されていても店側が勝手に移動させられないケースに似てる」
「うちのマンションはマンション自体置き配が基本。一部屋一部屋に扉付きのデリバリースペースがありインターフォンも鳴らさずそのスペースに配達されます。新築なので今の時代に合わせてきてるんだなと思いました」
という声も。
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