(以下引用)
――小学校のお受験塾に通われた経験もあると聞きました。
出産して、子育てが始まってから知ったのですが、東京はとにかく「選択肢」がたくさんあります。私は愛媛県の田舎町出身なのですが、学校はずっと地元の公立に通い、大学進学で東京に出てくるまで、私立の小中学校の存在すら知らないくらいでした。
ところが、東京は幼稚園や小学校の受験をする人も多い。完全に未知の世界でした。そこで「せっかく挑戦できるなら、やってみよう!」という気持ちで小学校受験を考えたのです。
とはいえ、何からはじめていいかわからないので、詳しそうなママ友にリサーチしたところ、あれよあれよという間に話が進んで、某有名小学校に強いお受験塾を紹介されました。
体験を申し込もうと電話をすると「残りあとひと枠です」なんて言われてしまったので「入ります!」と即決(笑)。そして、当時年中だった娘を、いきなり塾に連れて行きました。
しかし、初日の2時間を終えたあとで、娘は「もう二度と行かない!」ときっぱり言い放ちました(笑)。私もうしろから見ていたのですが、協調性や規律を重んじる教室の雰囲気が、自由人の娘には明らかに向かない。やる気を失ってだるそうにしているのを先生に何度も注意されていて、早々にこりゃダメだと悟りました。
そういう私も、まわりのママたちが一生懸命にメモを取っている中で「これを毎回やらなきゃいけないの?」と面倒くさくなってしまい、熱心なお受験塾の空気に全くなじめなかったので「ママも行きたくない!」と娘に同意して、初日にギブアップしました。
――でも、初日でやめるにはかなり勇気が必要だったのでは……。
そうですね。「こんなにすぐ放り投げていいのかな……」と葛藤はありました。でも、これを続けたらストレスで親子ともに壊れる、と確信して。
実は先に授業料2カ月分を納めていたのですが(笑)、心の中で「お金が無駄になる」ことと「無理してストレスに耐える」ことを天秤にかけたとき、この年齢の大切な時期を苦しんで過ごしたくないと思いました。
合わない環境を乗り越えてでもその学校に入りたいのなら頑張れるのかもしれませんが、うちの場合はその熱量もなかったので。そもそも自分自身がそんな経験をしたことがないから、塾をやめさせることに抵抗はありませんでした。
眞鍋かをり、一人娘が “お受験塾”を一日で辞めたワケ 「『こんなにすぐ放り投げていいのかな……』と葛藤はありました」 https://t.co/Y3W5bf845q
— AERA with Kids 小学生ママパパの子育て教育誌|サイト毎日更新中 (@AeraKids) July 6, 2025
この話題にネットでは
「こうやって親も言ってくれると嬉しい。無理して行っても続かないよね」
「なかなか出来ないよね。お金がもったいない、周りの目やママ友の目もあったりで。良いお母さんだなぁ」
「眞鍋さん横国卒なんだよね。この方と同世代で国公立大卒の芸能人は少なかった時代」
「そんなの行かなくてもめっちゃ頭良くなりそう笑」
「私立小は頭が良くなる事を求めて行くところじゃないからなぁ。でも、お母さんが賢いからお嬢さんも賢くなりそうというのはそう思うよ」
「芸能人ってだけで私立行かなきゃいけない的な空気あるの大変そう」
「無理矢理やらせそうな人かと思ってたから、意外!」
という声も。