元大阪市長で弁護士の橋下徹氏(55)が5月11日のフジ「日曜報道 THE PRIME」でコメの輸入について自身の考えを述べました。
(以下引用)
橋下氏は、番組に生出演した石破茂首相との自動車、農産品の関税についての議論の中で、「日本の自動車産業がここまで強くなったのは、やっぱ海外の企業と競争したからですよね。やっぱり日本の農家さんにも海外のものと競争してもらわないといけないと思う」と自身の考えを述べた。
これに対し、首相はコメの輸入増については「1つの策」としながらも明言はせず、
「質は勝てるわけです。要は値段の問題であってね。おいしいんだから高くて当たり前って話にはならないのであって。
そして、世界のどこにジャポニカ米のマーケットがありますか、輸出さえすればすれでいいなんて話じゃなくて輸出する時にはどこに本当にジャポニカ米の需要がありますかというところから精緻にやっていかないと。
自動車だってそうじゃないですか。お醤油だってそうじゃないですか。どこにマーケットがありますかってことを精緻に調べたからこそ世界中に売れた。日本の場合にマーケティングがまだ十分じゃないと私は思ってますんで」と答えていた。
この話題にネットでは
「主食を他国に依存したり競争するなんて地政学的にも国の安全保障的にも考えたらありえないでしょう…」
「主食である米が不足する最悪な状況で何を言ってるのか。まず自給率を高めるために若い人達が農業を始められるように農機具や土地の提供などやることはいっぱいある」
「これ以上米農家に無理をさせるの?ならば、その前にコメ農家が儲けられるような仕組みをちゃんと考えて下さい」
「こういう認識しかない人が政治家やれてたのが不思議。日本の農業補助は先進国の中で特に低い水準、他国では農家の収入の大部分を補助金が支えている、欧州では「公共財」としての農業の重要性が認識されていてフランスなんかは農家の収入の半分以上が補助金。国土狭く大規模農業が難しい日本は補助金を出すべきなのに出し渋ったので、兼業農家や引退後に農家を継いでいく年金農家が支えてきた、それも少子高齢化で農家の担い手が減っていくのだからこのままだと未来は無い」
「兼業稲作農家です。今の農家は大規模農家は別として、大半を締める兼業農家は先祖から受け継いだ農地を維持する為に仕方なく作付けしている状態にあると思う。高い農機具を買ってとか農家は無駄が多いとか言われるけど、農地の維持を続けようと思えば農機具の更新は必要ですし維持しなくても良いと思えば農機具の更新にわざわざ金などかけずに離農します。大規模農家に貸せばとか言われることもあるけど、貸したところで固定資産税は持主に掛かる。借りるくらいなら買っくれって思う。まあ農家はこんな状態ですからほっといてもあと10年もすれば輸入せざるを得ないほどに農家自体が減ってますよ。橋本さんが言う「農家も海外と競争してもらう。」なんてことは根本的にないんです。競争するくらいならとっくに離農してるんです。橋本さんは言いたいこと言う前に、あなたが思う以上に日本の農業は危うい状態だと認識すべきだと思います」
という声も。
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