(以下引用)
――投票券をCDに付けたから、“AKB商法”と叩かれるんですよね?
秋元 元々は、投票券なんかなくて、ネットの公式ページで誰でも投票できるようにしてたの。でも、投票サイトに、AKB48に何の興味もない野次馬というか“荒らし”がやって来て、めちゃくちゃになったので、AKB48の当時のIT担当が、「やはり、AKB48のファンだけを対象にしましょう」と言ったのが始まりなんだよね。
――それで、CDに投票券を付けた?
秋元 それ、みんな、誤解してるけど、投票券を付けたのは、CDだけじゃないの。所謂、ファンクラブとかモバイル会員とか、何らかの形でAKB48を応援してくれているファンを対象にしたんだけど、CDだけだと思われてる。
――でも、CDを何十枚、何百枚も買って、投票券だけ抜いて、CDそのものは捨てるという事態が起きましたよね?
秋元 それは、想定外だったね。確かに、ファンクラブやモバイル会員は、一人で何口も入れないけど、CDだったら何枚でも買えるもんね。よく覚えていないけど、CD購入も枚数制限をやったような気がする。
――でも、AKB商法と揶揄されて、どう感じました?
秋元 カップリングの収録曲にタイプの違う曲を作ったり、ミュージック・ビデオもそれぞれのカップリングで作ったり、そういう努力が無駄に思えた。
――それでも、総選挙投票券入りのCDを続けたのは?
秋元 もう、その頃は、AKB48が大きくなり過ぎて、レコード会社、所属事務所、テレビ局、広告代理店なんかの思惑もあったから。
(中略)
――ぶっちゃけ、AKB48の総選挙はガチだったんですか?
秋元 “ガチだった”とは?
――順位を入れ替えたりの不正は一切なかった?
秋元 もちろん。ガチでやらなければ、ファンを裏切ることになるからね。スタッフにも、厳しく言い伝えていた。だから、第三者機関を入れて、不正が行われないように監視してもらった。
――オーバーですね。
秋元 たかが、アイドルの人気投票イベントに、真剣に向き合うから、ファンも面白がってくれたんだと思う。
「AKB48の総選挙はガチだったんですか?」秋元康が“国民的アイドル”の歴史的イベントの裏側を語った
— 文春オンライン (@bunshun_online) November 2, 2024
秋元康ロングインタビュー
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この話題にネットでは
「初めて「アイドルっていいな!」「この子を応援したい!」って思った子が1位を取った時は嬉しかったな。でも1人で無限に投票できるシステムはとても選挙とは言えないとおかしいと感じてた」
「本当に知りたいのはジャンケン大会の真相。無名だった岩の人が優勝した1回目のCDは売れず、2回目以降4年くらいは人気メンバーが優勝。八百長疑惑が騒がれてからまた無名メンバーが優勝して話題にならず尻すぼみ」
「ガチなわけないやん」
「16年までは八百長は疑惑だったけど17年にNGTが選抜に入ってきてから確信に変わった。あれからかなりファンの熱量が下がった」
「本当の選挙みたいに1人1票にしないと、本当の意味での人気の順位は分からないんだけどね。ファンクラブ内だけでやってれば良かったのに」
「いや~CD買わせるためでしょ。周到な計画ありだと思いますよ」
「結局このAKB商法が日本の音楽業界を破壊したね」
「ミリオンの価値が無くなったキッカケはAKB総選挙だと思ってる」
という声も。