オリジナルドラマ「地面師たち」が大ヒット中のNetflixにテレビドラマが俳優を奪われているとデイリー新潮が報じています。
(以下引用)
Netflixの経済感覚は米国式なのか、気前がいい。テレビドラマの場合、プライムタイム(午後7~同11時)の1時間作品の制作費は1回当たり平均3000万円だが、Netflixの1時間作品の制作費はその約5倍。1億円を軽く突破している。
ギャラも約5倍。テレビドラマの場合、主演俳優のギャラは1時間作品で1回当たり100万円台半ばから300万円程度だが、Netflixの1時間作品に主演すると、ギャラは1000万円を軽く超える。(中略)
Netflixは撮影期間がテレビドラマの2倍以上はある。1クール(3カ月)放送するテレビドラマは撮影期間も約3カ月だが、Netflixのドラマは10回分を半年以上かけて撮る。時間がたっぷりあるから、俳優は監督と議論を行いながら撮影に臨める。俳優側には魅力だ。
(中略)
一方、各局はCM収入が回復しないため、1回当たり3000万円の制作費の確保すら難しくなっている。今年に入ってから放送されたドラマの中には制作費が2500万円を切った作品もある。
もはや節約して乗り切れるレベルではない。プロデューサーはドラマのクオリティを高めることより、いかに予算を切り詰めるかで頭がいっぱいになってしまうだろう。
制作費不足のドラマは瞬時に分かる。通常のドラマよりカット(場面)数が少ないからである。カットとは、同じ構図の映像。カット数が多いほど見応えが出る一方、少ないと退屈な映像になってしまう。
(中略)
テレビドラマ界にとっての危惧は、俳優たちにないがしろにされるようになってしまうことではないか。既に「ドラマに出るのは顔を売ってCMを取るため」と、冷めた言葉を口にしている芸能事務所スタッフもいる。
テレビドラマ界は有料配信との制作費格差、ギャラ格差をどう埋めるか真剣に考えるべき時期だ。Amazonプライム・ビデオのギャラもテレビドラマの5倍程度あり、いずれは考えなくてはならない問題なのだから。
この話題にネットでは
「いよいよ本格的にテレビ局が斜陽産業になってきたのか」
「確かに演出もカメラワークも全然ちゃう」
「既得権益に忖度しまくって碌でもない座組で駄作ばっか、漫画の実写化ばっかやってきたからじゃん。自業自得だよ」
「地面師も最初はテレビ局に脚本持ち込まれのにスポンサーがつきにくい題材とかで却下しちゃったんだよね。ほんま自業自得」
「でも実際地面士はテレビだと改変されてそうたから楽しくなくなってたかもよ?」
「一気に最終回まで見れるのが良いよね」
「自分のタイミングで見れるのがいい」
「Netflixのドラマ面白いの多い。WOWOWも」
「ゴールデンカムイ大好きだから10月からWOWOWで始まるドラマめっちゃ見たい」
「最近WOWOW加入して、フィクサーを見た。キャスト豪華だし、ストーリーもサクサク進むから一気に見ちゃったよ。何よりCM無いから集中して見れるのがいい」
「ネトフリに限らずだけど、サブスクは好きな時に持ち歩いて観られるし、CMないし、ものによっては一気観できるし、過去のものも観られるし、メリットだらけ」
「優秀なアニメーターも対価以上に給与をくれる中国韓国アメリカとかにみんな行っちゃってるし、日本も雇用形態を本当にどうにかしないとみんな居なくなっちゃうと思う。せっかく才能ある人達がいるのに腐らせてるよね」
という声も。