(以下引用)
── 小・中学校時代は楽しく生活を送っていたそうですが、高校1年生の終わりに中退されたとのこと。経緯を伺ってもいいですか?
あんりさん:私は少しヤンチャな兄が2人いて、小・中学生の頃は、その兄の妹ということで周りが自然と話しかけてくれたんですね。でも、高校生になると誰も私を知らないわけです。
イチから人間関係をスタートしないといけないですが、どうやって友達を作っていいのかわからない。みんなは小、中学生の頃に自分で友達を作ってきた経験があるけど、私はずっと兄の妹という立場で誰かが話しかけてくれたり、人が作った関係に乗っかったりすることしかしてこなかったから、自分でどうしたらいいのかわからなかったんです。
周りはどんどん友達ができていくなかで、自分だけ取り残されていった感じで。「あれ?気づいたらいつもひとりでいる。わ、どうしよ、どうしよ」って焦るばかりでした。
そうなると、お昼ご飯を食べるのもツラいんです。家では大家族(祖父母と両親、兄弟5人の計9人家族)でにぎやかに食べていましたが、ひとりで食べるってこんなにしんどいのか。目線はどこにしたらいいんだろう。
周りはワイワイ楽しそうに喋ってるけど、私はひとりで寂しいやつって思われてるんじゃないか。本当に寂しいからそこが気になってくるんですけど。ひとりが好きなわけじゃないのに、学校ではずっとひとりで過ごしていて、どんどん気持ちが引きこもってきて。
(中略)
両親は日中働いていたので家にいませんでしたが、家に居た祖父母が心配しちゃって。親も気づいて「何かされたの?イジメられてるの?」と聞かれても、「いや、いじめられてない」。親も理由がわからないし、自分でも何がどう嫌なのかわからない。
でも、とにかく行けないんだ、苦しいんだ。次第に親も「そんなにツラいんだったら辞める?行きもしないのに在籍してるなら辞めな」となって、1年生の終わりに退学しました。
(中略)
── 中学時代のお友達には相談されましたか?
あんりさん:誰にも相談できなかったですね。ちょうど世の中でSNSのコンテンツが出始めた頃でしたが、小・中学校の友達たちのブログを読んでると、みんな高校生活を楽しんでるんですよ。
(ぼる塾の)はるちゃんは、中学の頃は朝、起きられない。学校はつまらないと言って学校をサボりがちでしたが、高校に進むと楽しそうな日常がアップされていて、余計に言えなかった。
みんな充実した高校生活を過ごしているのに、なんで私だけ…と思ったし、こんな状態の私を知られたくないという気持ちもありましたね。
── 高校1年生の終わりに退学したとき、どんなことを思いましたか?
あんりさん:逃げられた。もう学校に行かなくていいんだっていう解放感と、この先どうしようといった漠然とした不安。そのとき初めてはるちゃんたちに「実は学校を辞めて…」と事後報告でメールを送ったんです。
すると「え?辞めたの?逃げたってこと?」といった感じで返信がきて、「そうか、逃げたんだ、私」って。でもこのままじっとしていたら二度と動けないような気がしたし、中学の頃の楽しかった自分に戻りたいと思って、バイトを探し始めたんです。
【ぼる塾あんり 高校苦しくて中退】https://t.co/NghntzRiwH
— Yahoo!ニュース (@YahooNewsTopics) June 15, 2024
この話題にネットでは
「逃げたってこと?になんかぐさっときた。でも今活躍されてるし良かった!」
「「え?辞めたの?逃げたってこと?」これ酷くない??ニュアンスは違うだろうけど」
「普段からの様子見てると、言いそうだな。とは思った」
「ハルちゃんなら言いそう」
「でも、この言葉があってバイト探したり行動力に繋がったんだから必要な言葉だったんじゃない?第三者が聞くと確かにドキッとするけどね」
「今は逃げて正解みたいになってるけど当時は逃げちゃダメだったし逃げたら負けだったから、当時の励ましとしては合ってると思うよ」
「理由が他力本願すぎて幼稚園で経験することじゃない?」
「幼稚園でするべき経験を親や兄に取り上げられたのは不幸だと思う」
「小中は周りからはちやほやされた、でもそのちやほやされる原因がない場所で生きていくなるとゼロスタート。誰が悪いとかない話だな」
「両親ヤンキー何だよね。わざわざそれ言って牽制してる感じ嫌だw クラスにいたら関わりたくない人だわ」
「うん。なんか被害者っぽく言ってるの違和感あるわ」
「逆の人生もいっぱいいるよね。小中で最悪だったから高校で楽になったなぁ。成人式は地元開催で小中しか集まらないから不参加よ」
「校内にぼっちで過ごせるスペースがあればいいのに。社会人は一人飯が許されるのに学生時代は奇異な目で見られるからしんどい」
「大人になってからの一人は全然平気だけど、高校の時の一人はキツいと思う。お弁当の時間、授業でのグループ活動、修学旅行なんて最悪てすよね。普段1人で過ごしてる子が修学旅行の班分けでポツンとしてた…。いたたまれなくなって私のグループに誘いました。修学旅行終わってから、「嫌だったと思うけど私をグループに入れてくれてありがとうね」って。そんな思いをしながら生活してるのツライだろうなと心がギュッとなりました」
「😭 よかった。救いがあって」
という声も。