(以下引用)
この事件にはもうひとつ、別の大きな問題が残っている。それは地元警察が菅原さん親子に事情聴取した際、事件化をあきらめるよう恫喝し、そればかりか「虚偽の書面」を雄太くんに書かせたということだ。
本誌前号でも触れた通り、孝之さんは今年7・8月に計2回、雄太くんと地元の三重県警津南署を訪れた。
「雄太が事件当時のことを詳しく話し始めたのは、今年に入ってからでした。傷害事件の時効が10年ということは前もって調べていましたが、8年も経ってしまったこともあり、警察が取り合ってくれるかどうか分からなかったので、手続きの方法や感触を聞こうと思ったのです」(孝之さん)
ところが事件の概要を聞いた警官は、二人を別々の取調室に連れて行った。そして孝之さんの事情聴取を始めると、あからさまに事件化に難色を示したのだ。
「その警官は『レスリングの指導中に殴られたのなら、指導の範囲内だから違法性阻却事由(犯罪とみなされない理由)になる。ちょっと難しいな』と、『刑事事件にはできない』の一点張りでした。挙げ句『裁判したらカネも時間もかかる。息子さんにも悪い影響が出ますよ』と、脅すような口ぶりで言われたのです。
さらに2回目の事情聴取では『知り合いのレスリング経験者から聞いたんですが、あそこ(一志ジュニア)は体罰をするクラブらしいじゃないですか。知っていてお宅は息子さんを入れたんでしょ』とまで言われました。あまりにおかしいと思い『顔をあざだらけにされて、救急車で運ばれたんです。私たち親の気持ちがわかりますか』と反論したら『でも、死んでないんでしょ?』と返され、絶句しました」
事情聴取の最後、警官は孝之さんに一枚の白い紙を渡した。そして「これは事件にしません、と書いてください」と言い出した。孝之さんは拒否して、警察署をあとにした。
だが、警察の異常な言動はそれだけではなかった。雄太くんが帰りの車中で「『今から刑事さんが言う通りに書いて』と言われて、紙を書かされた」と明かしたのだ。
「雄太を聴取した警官も、『本当はお父さんに無理やり言わされとるんやろ』『お父さんにも殴られてるんやないの?』『(栄利氏と孝之さんの)どっちが加害者だかわからんよな』などと言ったそうです。そして、私にさせようとしたのと同じように、白紙に『事件化は望まない』という旨を書かせていたのです」(孝之さん)
雄太くんは警官に言われるがまま、殴打された日時や場所などの事実関係を記した。それからこう書いて、署名し拇印を押すように指示された。
〈僕の通っていたレスリング道場は厳しくて有名で、僕もレスリングがうまくなるなら殴られてもいいと思い、通っていたこともあるため、吉田先生に対して懲役や罰金などの処罰を望みません〉
雄太くんの話を聞いて、孝之さんは愕然とした。
「雄太が『レスリングがうまくなるなら殴られてもいい』なんて思っているわけがないし、言うはずもありません。警察側の思惑を強制的に書かされたとしか思えない。密室で警官に『こう書け』と言われて、中学生の子が拒めるでしょうか」
事実、この文面は雄太くんの本心とはまったく異なるものだったと断言できる。今回、本誌の取材に対しても、雄太くんはこう話したのである。
「刑事さんに『先生(栄利氏)をどうしたいの?』と聞かれたので、僕は『(一志ジュニアの)監督を辞めてもらいたいです』と言いましたが、刑事さんの返事は『それはレスリング協会に言わなきゃダメだ』『これがニュースになったら、学校で嫌がらせをされるかもしれない』というものでした。あの文章は僕が考えて書いたものではなくて、刑事さんが書いたものです」
10月に入り、孝之さんは抗議のため再び津南署を訪れ、この書面を直接確認した。コピーや写真撮影は拒まれたものの、前記した通りの文面に間違いなかったという。
吉田沙保里の兄「6歳児への暴力」を三重県警察が隠ぺい…「死んでないんでしょ?」「処罰は望まないと書け」被害者への「異常な事情聴取」 : https://t.co/0BlA8h2xCT #現代ビジネス
— 現代ビジネス (@gendai_biz) November 5, 2023
この話題にネットでは
「『でも、死んでないんでしょ?』これ、もし自分の子どもだったら同じこと言えるんだろうか?」
「なかなかのパワーワードだなぁこんなこと警察に言われたら絶望しかない」
「これはあんまりだろ」
「本当に公的機関といえるの?怖いわ」
「これが本当なら大問題」
「救急搬送されて親御さんはすごく心配しただろうけど、警察の言動はそれを更に恐怖に陥れる内容だよね。そんなドラマみたいなこと本当にあるんだ」
「警察もゴミクズか…何でもっと早く言わなかったって叩いてた人、こういう事だよ」
「警察すら信用出来ないとかどうすんの」
「警察って死んでなければ取り扱ってくれないよね」
「なんでここまで地域癒着してるんだろ?オリンピック出たのはたしかに凄いことだけど、ここまでして守られる意味がわからない」
「これからは何かあって警察に相談しに行く事があったらボイレコ持って行かなきゃね」
「田舎なんてそんなもんでしょ。だから多くの若者が失望して逃げていく」
「吉田沙保里は国民栄誉賞もらってるし県や市からも当然もらってて家族も地元の名士だろうから、この手の悪い話が公になるのはまずいって忖度が働いたのかな」
「吉田沙保里のお母さん、インタビューに答えてたけど、もうインタビューに答えない方がいい気がする。火に油を注ぐ答え方だった」
吉田母:
— AKARI (@fuxxxboo) October 27, 2023
正直な話、私は最初、どうして(菅原さんが)そんなに(事件のことを)言うんや、あんたも経験してきたことやろ、って言いたくなったんです。でも今回、協会から処分を受けて栄利も本当に反省しているし、私からも『今は厳しい時代なんやから、きちんとしなさい』と言っています。←は?💢
吉田母談の「今回、協会から処分を受けて栄利も本当に反省しているし、私からも『今は厳しい時代なんやから、きちんとしなさい』と言っています。ちょっとした気持ちの行き違いで、ここまでこじれてしまったんだと思います」がずれ過ぎていて驚くも、そっか娘さんも人格変だもんなぁと妙に納得。 https://t.co/BfuhjkRj9l
— みきじま みき (@mikijima_mikity) October 27, 2023
「全然悪いと思ってないんだね。体罰より、体罰されて騒ぐ方が悪いという考え」
「うるさいから仕方ない、悪いのは騒いでる方って言い方だよね」
という声も。