(以下引用)
大人になり、動物のアレルギーは軽くなり、花粉症はほとんどなくなりましたが、食物アレルギーだけはいまだにあります。
食物アレルギーを持つ人たちは、家の外で作られたものには注意を払う必要があります。私の場合、特に注意しているのはケーキやパン、オイル、ドレッシング、ソース類。どれもナッツ類が目に見えない形で入っていることが多いのです。
日本で暮らしていると、アレルギーへの配慮の少なさを残念に思うことがよくあります。例えば、レストランのサラダにどんな野菜が入っているのか、何が入ったドレッシングを使っているのか、メニューに書かれていることはまれです。
過去には、こちらが確認したのにお店の人が原材料をきちんと把握していなくて、レストランでサラダを食べて唇が腫れてしまったり、ケーキ屋さんで買ってきたケーキを食べて倒れたりしたことがあります。
こうした経緯から、私はあまり洋菓子を食べず、ナッツ系のオイルが多く使われる中華料理のお店も積極的には行きません。
お店の販売員やウェイター、場合によってはシェフでさえも、扱っている食べ物に何が入っているか把握していないことが多いのも、危険だと感じます。お客さんの身体に入るものなのだから、そうした職業の人たちはアレルギーの知識を付けて安全に配慮してほしいです。
食物アレルギーのある人に「好き嫌いはよくない」といった的外れなアドバイスをする人がいるのも残念に思います。自分の意思とは関係なく、食べたくても食べられないのがアレルギーなのですから。
(中略)
うちの母がそうだったように、アレルギーの子を持つ人は悩むことも多いと思います。でも、アレルギーは遺伝要因と環境要因の組み合わせで発症するものですから、自分を責めないでほしいです。
今は日本でも乳を使わないバターや生クリーム、卵、乳、小麦粉を使わないケーキなどもあるはずだから、検索してみてほしいですね。
スウェーデンではアレルギーは「見えないハンディキャップ(障害)」と呼ばれます。日本にもスギの花粉症の人、そばや甲殻類のアレルギーを持つ人は少なくありません。
目に見えなくても、隣にいる誰かも何かに困っているかもしれないという想像力を持ち、互いに配慮していけたらいいですね。
「アレルギーは目に見えないからこそ、一人一人が想像力を」
— ハフポスト日本版 / 会話を生み出す国際メディア (@HuffPostJapan) October 22, 2023
食べ物、花粉、動物…LiLiCoさんが7歳から悩まされたアレルギー
来日して、スウェーデンと日本の違いに驚いたといいます https://t.co/2sf1O8A4FM
この話題にネットでは
「アレルギーは隠れた障害。そう思う。それでも今は人権ないなぁと思うことが多い」
「LiLiCoさんのアレルギーは見えない障害と言うのに凄い分かるーと思った」
「たくさんのアレルギーがある人は大変ですよね。我が子は食べ物では落花生だけですけど、それでも重篤な症状の可能性があるので、うっかりしないように親子で気をつけています」
「少し昔の、うちの子の事ですが、果物と生野菜のアレルギーがあると小児科医に話しても、「何で加熱した物は良くて生はダメなのかお母さんは訳わからん事言いますね」と言われるし←(私も訳わからんよ、私は素人やし、わかれば悩まん)と内心モヤモヤ。学校に伝えても「そんな子、聞いた事ありません」だし。大学病院まで行ってやっと理解してくれる医師に会えました。診断書と検査結果、大学病院の先生のご厚意で熱のこもったお手紙も付けてもらえ、やっと理解してもらえました。発信力のある方に話してもらえると、嬉しいです」
「アレルギーは本当に生死に関わるからなあ…未だによくわかってない人も多いよね、特に年齢が上の人は」
「食わず嫌いだとか言い出すよね。給食食べて亡くなった小学生いるのに」
「アルコールに対してもね。「飲んだら強くなるから!」とか」
「本当にそうだよね。アレルギーで食べられないって言ってるのに「好き嫌いは良くない!」とか平気で言ってくるもんね。話が全く通じない」
「日本のジジババは「アレルギーなんて!食べれば治る!」みたいな人大勢いるからね~」
「というかなんでそんなに西洋ってアレルギーが多かったんだ?って思ってしまう私は日本人」
「小麦アレルギーってよく聞くけど米アレルギーってあんまり聞かないのがありそう(いるにはいるんだと思う)。主食にアレルギーがあると大変だからそりゃ配慮も進んでいくよね」
「アレルギーの人増えてるから配慮されたお店が増えるといいね」
という声も。