(以下引用)
CMでは小栗ら出演者たちの顔が大写しされている。なぜこれほどまでに“気持ち悪い”と不快に感じた人が続出しているのか。
「CMでモノクロ映像というのも珍しいですし、それがホラー映像を連想させ、また恐怖感を抱かせるようなものになっている。アップにしすぎているからか、特に近藤麻理恵さんや野口聡一さんが顕著ですが、すごく黒目がちに映ってしまっている。それが余計に恐怖感に拍車をかけている状況かと思います」
そう話すのは消費者心理に詳しい関西大学の池内裕美教授(社会心理学)。
(中略)
「顔が迫ってくるような映像というのは、心理的に自分のパーソナルスペースが侵害されたような気持ちになってしまう人もいるかと思います。“これ以上近づかないで”という距離感は日常生活、社会においてもあると思いますが、それは映像においても同様でしょう」
映像の気持ち悪さだけでなく、その頻度も不快に感じている人が多数いた。
「何度もくり返されるというのも苦情が入る1つの要素です。震災時の『ACジャパン』のCMなどが代表的です。キャラクターを使っていて、最初はかわいいという好意的な意見もありましたが、あまりにも回数が多かった。『単純接触効果』といって、対象に感情がニュートラルな場合は接触する回数が多くなると好意度が高くなる理論があります。
しかし、接触すればするほどその対象を好きになるのかというと決してそうではなく、人でも物でも映像でも、10回をピークにそれ以上となると好意度は増加しない、増加があっても緩やかとなるという研究があります。
単純接触効果が有効なのは、“感情”が芽生える前とされています。要するにニュートラルな感情の場合は接触することによってその対象に好意を持つけれど、“気持ち悪い”・“怖い”というような嫌悪感を抱いてしまった場合は、どんどん悪いところに目が行くようになります」
SNSなどを見るかぎり、多くの人が不快感を持ったようだった。
小栗旬、野口聡一ら出演『doda X』のCMが「気持ち悪い」と批判殺到、“人を不快にさせる”メカニズムを社会心理学者が解説 : https://t.co/IIFtQZDPa4 #メディア #CM #炎上
— 週刊女性PRIME (@shujoprime) January 28, 2023
出演者さんが悪い訳ではないのだけど、このDODAのCMは不快が過ぎる。
— JUタイラー (@JU62068229) January 14, 2023
うちも子供が怖がってしょうがない。
スマホサイズの画を想定しているのか、演出なのか、それをそのままテレビモニター放送用に納品、放送するのは配慮が足らない。#DODA#JARO pic.twitter.com/hcPMsSJYgq
最近怖いもの:doda Xのモノクロ顔 pic.twitter.com/EgRhRM1LFr
— わた丘 ルリ子 (@janjanrock) January 18, 2023
この話題にネットでは
「私もこのCMになると目を背ける」
「私も!気持ち悪すぎるのに結構長くやってて不快」
「なんかドアの覗き穴覗かれた気分」
「食事中だと尚更キツイ」
「毛穴が気持ち悪い」
「モノクロだから余計気持ち悪いんだよね」
「わかる、電車にも広告貼ってあって見ないようにしてる」
「モデルさんでもない人のドアップはキツい」
「アップすぎるんだよ。どんなにイケメンでも美人でもあんなにアップにされるとこわいw」
「嫌悪感すごいよね、このCM。CM作る人はこの気持ち悪さに気づかないんだろうか」
「嫌悪感で話題になれば成功だと思ってるのかな。だとしたらその手口が嫌だな」
「このCMほど出演者の良さをかき消してるものもないと思う。可哀想」
「一番搾りのCMでも肌のリアルな質感あえて見せるみたいなのあって不快だった。目的がわからない」
「googleかなんかのCMでこっち向いて画面をタッチパネルみたい触って操作してるやつも苦手」
「番組ならこちらから排除する機会はあるけど、CMは不意打ちかけられるからな」
という声も。