「リエゾン」発達障害の描き方にモヤッ

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発達障害を抱える子どもやその家族の成長や葛藤を描いたヒューマンドラマ「リエゾン-こどものこころ診療所-」がテレ朝で1月20日から放送スタートしたのですが、SNSでは「泣いた」「感動した😢」など早くも話題になっています。

しかしその一方で女子SPA!が「モヤっとさせられたシーン」もあると指摘しています。

(以下引用)

1話ではASD(自閉スペクトラム症)を抱える8歳児の涼太(川原瑛都)が登場する。涼太は絵が得意で、見事な色使いの絵を描く。ただ、涼太はコミュニケーションに難があるため、母親の雪枝(星野真里)が佐山(山崎)に相談するシーンがある。その中で気になる発言が出た。

涼太の絵を見た看護師・川島雅紀(戸塚純貴)が「それにしても素晴らしい絵ですね」「涼太くんは金の卵かもしれませんね」と口にしたのだ。雅紀に他意はなく、むしろ雪枝に寄り添った言葉であり、雅紀にツッコむのはクレーマーと思われても仕方ないかもしれない。

ただ、この言葉は「発達障害=天才、ギフテッド」という認識を広めてしまわないだろうか。実際、ドラマや漫画で発達障害の人は天才、何かしらの秀でた能力がある、といった描かれ方をするケースは珍しくない。

確かに発達障害児の中には秀でた能力を持つ人もいるが、反対にそうでない人もいる。これでは発達障害を持つ人についての認識を歪ませてしまう可能性がある。さらには、「発達障害なのに秀でた能力を持っていない」と、当事者やその家族にも劣等感を与えかねない。

とはいえ、他に登場する発達障害児は秀でた能力を持っていない、もしくは明らかになっていなかった。発達障害の有無に関係なく涼太がたまたま絵が上手だっただけであり、「発達障害は全員天才と解釈するかもしれないだろ!」と声を荒げるのは横暴でしかないのかもしれない。それでも、“金の卵”という強い言葉を使うことにはどうしても違和感を覚えた。

(中略)

発達障害というテーマを扱っている以上、全ての人が納得できる展開、結末を描くことは難しく、どうしてもモヤっとしてしまう部分は出てしまう。それだけ難しいテーマだけに、どのように見せてくれるのか期待したくもなる。



この話題にネットでは

「ひとりひとり違うんだからそういう目で見ないよ」

「実際は天才なんて一握りで生きづらさを抱えてる人ばかりだもんね」

「なんもできんようなのが大半なのでやめて欲しい」

「本当にそう。自分も苦しいし、周りもきつい。そんな発達が大半。天才を描きたいなら普通にギフテッドにすればいいのに」

「能力に凸凹があって、凸の部分を伸ばしましょうとよく指導じゃ出るけど全て人並み未満の人もいるんですがね。まあ人と比べず凸を伸ばしてなんとかやってかないといけないと言うことなのはわかるけど」

「自閉症の子は凸凹が激しく突出した才能が有る分できない事は全くできない、こだわりも激しい。うちは軽度知的障害だけど満遍なく平均よりできない、こだわりはあまり無い。突出した才能を伸ばす事もできないから複雑って思う事もある」

「全部平均より低くて、その中で更に得意不得意があるタイプの発達障害も多いのにね」

「サヴァンのように何か1つの能力が突出して秀でているイメージ持つ人も多そうね」

「発達障害とギフテッドってまた別問題だと思うけど、なんか無駄に混合されがち」

「めちゃいいドラマ それぞれの思い立場が丁寧に描かれていると思う 今回も大泣😭 子役さん達の演技が素晴らしすぎて」

「ドラマ『リエゾン』いいですよね。子育て、教育の中に発達障害の視点を広く知らせて欲しい作品です」

「リエゾンは漫画を読んでいる作品。再現度なかなか良し」

「リエゾン漫画とめっちゃ忠実に再現されてて一瞬もう見た事あったっけ⁉️ってなった笑」

という声も。



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    みんなのコメント

    名前 : あ 2023/01/29 10:06
    ドラマの極一部分の発言を切り取ってたらきりないでしょ。ありきたりの物語しか出来なくなるわ笑
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