(以下引用)
かつて堂本は、「自由」ではなかった。
デビューしてすぐに大ブレーク。10代の頃は毎日3時間睡眠で、休日は年に3日。分刻みのスケジュールで動き、周囲の求めに応じて表情をつくった。しだいに堂本のメンタルには亀裂が入っていく。多忙な時期の記憶は、ほとんどが失われている。
故ジャニー喜多川の勧めでシンガー・ソングライターとなり、「自分らしく生きる選択」ができるようになったと実感した頃には、30代になっていた。
「最近でこそ、自分らしさが尊重される時代になってきましたけど、今でも自分らしく生きられない人、素直に生きる勇気や場所がない人たちがたくさんいます。世の中は自分らしく生きている人を批判するのではなく、『自分らしく生きる幸せ』を、みんなで優しい心を持って話すだけでいいのにな、と思うんです。優しい心で話しているうちに、人は本当の自分になれるものですから」
(中略)
10代は、毎日、命が苦しいと思って生きていた。
「いろんな人に助けていただいて、もう一度生きよう、そう思わせてもらえたから僕は生きているんです。その人たちがいなかったら、今この世に僕はいません。当時は変人扱いされたけれど、でも、人は、傷つけば死にたいと思ってしまうものです。そんな人が世の中にはたくさんいること、それをみんなで理解して生きるべきだと、僕は思う。生きたいのに、生きられない人もいるんですよ」
ジャニーズだから、命や愛をテーマにした重い歌を歌ってはいけない? それは違う、と堂本は首を振る。
「ポップな曲はたくさんの人の心を幸せにする。それも理解はしています。命と愛が重たいと言うのなら、人は重たい存在となってしまいます。僕らは愛の果てに生まれた命なのに。重たいと認識してしまうのは悲しいし不思議です。だから、人が理由あってたどり着いた涙や傷に寄り添った曲も、たくさんの人の心を幸せにすると、本気で僕は思っています。
死にたいと思わされてしまった経験がない人からは理解されづらいんですけど。僕自身がそう思った過去が悲しくもありました。でも、生きていられることが、今は幸せだと感じていることを、歌を通してあの頃の自分にも、同じように過ごす人たちにも伝えたい。一人で音楽を作る時は、その心を生きたいと思うし、提供したいと思っています」
【堂本剛 もう一度生きようと思えた】https://t.co/le6SnJoAKE
— Yahoo!ニュース (@YahooNewsTopics) May 13, 2022
シンガー・ソングライターの活動を始めて20周年、堂本剛は今、もっとも自分らしい状態にあるという。多忙なアイドル時代を駆け抜け、自身も生きづらさを抱えたからこそ見えてきた境地がある。堂本の仕事へのきょう持や死生観とは。
この話題にネットでは
「あんなにキラキラしてたのに、すごく辛い思いしていたなんて。でも生きていてくれてよかった」
「この人、とっても繊細な人だよね。自分のペースで活動できるといいね」
「苦労を経験した人のコメントだと思う」
「ロングスリーパーの私からしたら毎日3時間しか眠れないのは地獄」
「剛くんも寝ようと思えば15時間くらい寝られるロングスリーパーって言ってたから、本当にきつかったと思う」
「なんだか今の自分の心に響く記事だった」
「前よりも精神状態が良さそうなのは見た目に出てるよね」
「同性ファンが多いの強みよね。長瀬くんへの憧れとまた違う層」
「よう知らんけど、知らんからこそかもしれんけど、光一の方が線が細いイメージだった。意外と光一はタフだなーと思う。見た目の印象だけだけど」
「私も光一の方が繊細だと思ってた。剛は我が道を行きそう。てか我が道を行きたいのに行かせて貰えないから病んだのかな」
という声も。