性的マイノリティに関する情報を発信する「fair」代表理事の松岡宗嗣さんにハフポストが話を聞いています。
(以下引用)
秋元さんは生田さんと2人で写る2枚の写真をシェア。そのうち1枚では、生田さんが白いドレスを着用し、秋元さんと腕を組んでいる。
この投稿に対し、SNS上では「同性愛をネタとして消費している」と批判する意見がある一方で、「何が問題か理解できない」との声も上がっている。
どこに問題があるのか?
エイプリルフールは「嘘をついても良い日」という風習がある。
松岡さんは、「『嘘』でより多くの注目を集めるためには、『あり得ないこと』が冗談としてネタに利用されやすく、差別意識や偏見が顕在化しやすい」と指摘する。
「同性愛をエイプリルフールのネタとする発想は、同性愛を自分にとって『あり得ないもの』と想定していることから生まれます。こうした“冗談”を言った後、例えば『おかしい』『気持ち悪い』といった否定的な反応があっても、同性愛を利用している人自身は『あくまで冗談』なのでダメージを受けませんし、実際の同性カップルではないので、当事者が受ける制度的な不利益も一切発生しません」
「一方で、同性愛者は当然、エイプリルフールを過ぎたら同性愛者じゃなくなるわけではありません。日々、社会から様々な差別や偏見を向けられている現状があります。ネタにすることで、当事者に『私たちはいないことにされている上、笑いや冗談のネタとして消費される存在』というメッセージを送ることになる。マイノリティの側の生活を脅かす構造や抑圧に加担することにもつながりかねません」
この話題にネットでは
「これくらいよくない?」
「これはさすがに言いがかりでしょ」
「エイプリルフールって、異性間でも彼氏できました~結婚しました~って嘘つくじゃん。それといっしょでは?」
「乃木坂の子の投稿、「エイプリルフールに」「日本で認められておらずそのために戦っている人が現在進行形で存在する同性婚をネタに(『仲が良くて絆が深いので結婚までしちゃいました!あり得ないでしょ(笑)』という冗談に)してしまった」という2点が宜しくなかったよなあ」
「全く笑えない。いろんな人がいるってことに心を向けられないんだな、って思うよ」
「同性との結婚ならジョークとして成立する→同性同士なら恋愛禁止の暗黙の了解に引っかからない→同性愛はジョークみたいなもんで誰も本気でやってない、みたいな認識なのが見え見えだからなぁ」
「これはやってはいかん奴。 実際の女同士結婚したい人にとって、私たちは嘘なのか、みたいになっちゃう」
「申し訳無いけど何とも思わないんだよね。娘が仲の良い子とハグもするし手も繋ぐし結婚するー!とか言うのも日常茶飯事だったので、乃木坂の子たちもその延長でしょ?別に同性愛者を馬鹿にしてないし。 何にでも騒ぐフェミニストみたいだなぁ」
「不用意な投稿だったが、この2人はふだんからイチャイチャしていて、ありえないこととしての冗談でもマイノリティっぽさで注目を集めようとしたわけでもないですね」
「「結婚」がテーマであって「同性」かどうかをテーマにしていない。それなのに第三者がネタ呼ばわりするのは非常に失礼な気がする」
「こんな事を冗談として公表すると、そういう関係性を茶化してると捉えられてもおかしくないだろ。わかんねーの?」
「またマイノリティの「傷ついたぁぁ」か。乃木坂の子だって別にお前に向けて発してねぇだろうに。勝手に自分で傷ついて…当たり屋同然じゃねえか」
「マイノリティを除け者としながらネタに利用するのは…それこそ搾取的で印象悪い」
「ただの仲良しネタをここまで捻じ曲げてマイノリティーだの差別だのに結びつけるとかただの因縁にしか見えない」
「敏感すぎww なんも思わないわ」
という声も。