(以下引用)
神奈川県中原警察署や関係者の話を総合すると、事件が起きたのは3月29日の午後8時50分ごろ。川崎市内のJR武蔵小杉駅構内で、オーカーンがトイレの前を通りかかった際、女児が泥酔した男性に両肩をつかまれ連れ去られそうになっていたという。
「やめてください」と抵抗していた女児と目が合ったオーカーンは「助けてください!」と要請されたことで事態を察知。迷惑行為を働いた男性を片手で取り押さえ、女児の母親がトイレに入っていた合間に起きた危機的状況を救うことに成功した。
オーカーンは警察の事情聴取に協力する前、女児に「大丈夫?怖かったよな。パンケーキあるけど食うか?」と呼びかけ恐怖心を和らげた。「優しくしてくれてありがとうございます」と感謝する女児の母親に名前を聞かれると「新日本プロレスのグレート-O-カーンというので、もしよければプロレスを見てくれ」と告げたという。
(中略)
リング上では傲岸不遜な言動を貫くオーカーンだが、今回の一件で大きく男を上げた格好だ。
本紙の取材に応じ「そんな大したことはしておらん。たまたま余の近くで起きたこと。男を取り押さえることなんて、毎日やっておることじゃ。それよりもあの幼子が余を見て『助けてください』と言ったことのほうが勇気ある行動だったと思うがな」と事件当日を振り返った。
女児救ったオーカーンに警察から感謝状 駅構内で泥酔男を取り押さえ「余の正義を貫いたまでじゃ」 https://t.co/3cYmEnB6tl
— 岡本佑介@東京スポーツ新聞社 (@okamotospo) March 31, 2022
この記事を掲載したYahoo!ニュースのコメント欄に女児の父と名乗る人物が感謝のコメントをしており、そちらも話題になっています。
新日本プロレスのグレート―O―カーンが女児を暴漢から救った話。記事のO―カーンのセリフがいちいち素晴らしいのだけれど、さらにヤフコメ欄に助けた女児の父という人がコメントをしており、その内容もまた素晴らしく、久々によいインターネッツを見た。https://t.co/atSQJP8JLd pic.twitter.com/fR16obPcZj
— 徳重龍徳(ライター)@ホークスファン2022シーズン始まる (@tatsunoritoku) April 1, 2022
また、なぜパンケーキを持っていたのかについて東スポが取材しています。
(以下引用)
ネット上では救出後の女児に「怖かったよな。パンケーキあるけど食うか?」と呼びかけ恐怖心を和らげていた〝神対応〟も話題になった。なぜオーカーンがパンケーキを持ってJRの駅にいたのかは、この事件で唯一未解決の謎と言っていい。
実は大の甘党のオーカーンはこの日、焼肉を食べた後にマクドナルドでスイーツを大量購入し、帰路についていた。
「事件に遭遇した際、余は左手で桜もちパイを食べておったのじゃ。なので、右手で加害者の脇を差すようにホールドした格好じゃな」。男性を片手で取り押さえた真相は左手の桜もちパイにあり、そんな状態でも成人男性を難なく制御できるあたりにオーカーンの猛者っぷりが垣間見える。
そして最後に食べようと手を付けずにいたパンケーキを、オーカーンははちみつもつけて女児に手渡した。このエピソードは被害者女児の父親もネット上に書き込んでおり、心温まるエピソードとして感動を呼んでいる。
女児救出でお手柄オーカーン…なぜパンケーキを持っていたのか トレンド1位獲得も称賛の声には当惑 https://t.co/PZoE1k2CZY
— 岡本佑介@東京スポーツ新聞社 (@okamotospo) April 1, 2022
この話題にネットでは
「めっちゃカッコいい」
「プロレスラーは徹底してキャラを演じるよな」
「義侠心とショーマンシップにあふれているなあ」
「本人は「余の正義を貫いたまで」と振り返った。しかもちゃんとキャラを守ってコメントしてるの本当にカッコいい」
「そんなマンガみたいな事があるんだね。凄い!」
「パンケーキあるけど食うか?和んだ」
「この子がリングに上がって、相手レスラーから襲われるのを救う寸劇で試合を開始してほしい」
「え、治安わる!」
「助けてくれる人がいて助かったから良かったけど最悪の事件じゃん」
「たまたま助かって良かったけど、もう日本は普通に白昼堂々誘拐があるってことを知って欲しい 子供だけで通学させてる場合じゃないんだよ〜」
「なにこれめっちゃ怖いわ。母親うかうかトイレも行けないやん😱」
「きちんと助けを求められた女児も強い」
「思ってても怖くて出来ないことも多いもんね」
「普段から親がよく言い聞かせてるのかなと思った。怖くて声が出なくなってしまう子がほとんどだろうけど、こういう時のために親子でシミュレーションしといたほうがいいね」
「本当にそれ。まずは大きな声を出せるか・助けを求められるかどうかで全然違う。「保護者…かな?もし保護者だったらこっちが悪者になるし…面倒は嫌だから見て見ぬフリしよう」ってなることが日本では多そう。だからすごく偉いよ、怖かっただろうに、頑張ったね、女の子」
という声も。